久しぶりの更新、というのは仕事が忙しかったからといい訳。でももう一つは、「Old Lens Directory」というホームページを作っているから。レイアウトは全てCSSで作りたかったのでまず勉強からはじめた。これが結構難しくて時間がかかってしまった。IE、FireFox、Safariでまったく同じように表示することって結構無骨が折れる。まだ完成していないが、やっと大まかなレイアウトができたので、ご無沙汰しているブログの記事を書くことにする。
とまぁ、前おきはさておき、今回は本郷界隈を散歩して、樋口一葉、宮沢賢治、石川啄木たちが暮らしていた文学の街を撮ってみた。使ったレンズは、Som Berthiot Cinor 25mm f0.95、Laak 25mm F1.3のシネレンズとスチルカメラ用レンズは、Steinheil Xinon 55mm F1.9、Tomioka 21mm F3.5であわせて4本のレンズ。まずは、Som Berthiot Cinor 25mm f0.95
Som Berthiot Cinor 25mm F0.95
上の写真が絞り開放(F0.95)、下の写真は絞りF5.6
このレンズは、絞ってもフレアっぽくてやわらかく写る。ボケ味はとても素直できれいだ。ほとんどのレンズはF5.6くらいまで絞るとフレアはなくなり、シャープに写るが、このレンズはある意味貴重かもしれない。もちろん絞るとフレアも少なくなり、少しはシャープになるが、これだけフレアが残って、やわらかい写りをするのはこのレンズならではではないだろうか。
25mmのレンズとしてはかなりイメージサークルが大きいためまったくケラレないし、周辺光量も十分にある。それにグルグルもしない。
絞り F2.8
本郷通りから菊坂を下りきったところにある旧伊勢屋質店。生活に困っていた樋口一葉が度々質入れに訪れたという。このレンズ、球面収差が大きく、糸巻き型に湾曲する。