ちょっとしたテーマパークのような感じで、京都の町屋のような本当に歴史を感じるような景色ではない。もともと古い建物が多く残っていた通りを観光スポットにするため足らない部分を継ぎ足したといった感が否めない。まぁ、それでも雰囲気はいいし、おしゃれな感じのお店が多い。
Kern-Paillard Macro Switar 50mm F1.4
観光客で賑わう「古い街並み」
35mm換算で100mmの望遠になるから、奥行きが圧縮されて賑わっている様子が出ている。
人力車で観光する年配のご夫婦。仲が良くていいですね。
もっといいショットも撮れたが、顔が写っているので掲載するのは、この後から狙ったショット。でも、こういう動いているものを撮るときは、AFだったらと思ってしまう。
レンズ:Kern-Paillard Macro Switar 50mm F1.4 カメラ:Panasonic Lumix DMC GH1
3枚とも絞りはF5.6くらいだったと思う。シネレンズだけれどイメージサークルは十分にあるのでマイクロフォーサーズで使う分には、まったくケラレないし、周辺光量落ちも少し絞ればほとんど気にならない。
でもそれだったら、今のレンズでもいいような気がしてくるが。でも、開放で撮るととてもきれいなボケになるのし、周辺が甘くなってメインのモチーフが強調される。それになんといっても“RX”がもたらす過剰な収差補正が失種独特なディティールを生み出すし、ボケはベールを被せたようになるので、マクロスイーターは、どちらで撮るか使い分けができて良い。
Kinoptik Tegea 9.8mm F1.8(T2.3)
Panasonic Lumix DMC GH1 絞り:F5.6
同じ通りを撮っても35mm換算で100mmと20mmとではずいぶん違った感じになる。賑やかな感じを出したくないときやパースを効かせて奥行きを出したいときは広角で撮ると広がりが出ていいかもしれない。でもこのレンズ、マイクロフォーサーズで使う分には四隅もほとんど流れない。
カメラのアングルを上に向けて撮ってみた。下部を少しトリミングして人が写らないようにした。上に向けても遠景の建物が写るのはやはり広角レンズの面白いところ。
広角レンズにとってはこのような格子戸がある建物は歪みが目立ちやすく厳しい条件になるが、僅かに樽型に歪んでいるが、あまり気にならない程度でとても優秀だ。
絞ってもカリカリに固くならずその点も好みのレンズだ。TEGEAは、オールドレンズ、現代のレンズといった枠を超越しているように思える。