ローデンストックのスチルカメラ用のレンズは、Heligon(ヘリゴン)とEurygon(ユリゴンまたはオイリゴンと発音?)の2つのレンズが製造されたようであるが、私が今まで使ったことのあるレンズはバルナックライカ用(ライカLマウント)のHeligon 35mm F2.8とM42マウントのEurygon 30mm F2.8。
今回取り上げた、M42のヘリゴンは、eBayでもまだ一度も出品されているのを見たことがない超レアなレンズ。運良く取引のあるドイツの業者から送られてくるリストに見つけることができたので、迷わずゲットした。デザインは、M42のEurygonと同じ。
EOS 5D Mark II にマウントアダプター経由で取り付けてみたが、どうやらミラーに接触するようである。ねじ込みを緩くすると大丈夫だったので、無限はでないが、接写で撮影してみた。
下の写真は新宿御苑でハクモクレンと早咲きの桜を撮影したもの。
絞り開放(F1.9)最短距離で撮影
とても階調が豊富なので白い花のディティールをよく描写している。解像度は開放ではあまり高くないようだが線が細く繊細な写りだ。
絞り開放(F1.9)
少しひいて撮影してみた。背景が細かいので少しボケがうるさくなってしまった。これくらいの距離だとグルグルボケがでるかと思ったが、この個体はコンディションがよいせいなのかグルグルはしなかった。
少し絞ったかもしれない。絞り不明
ピンが少し奥に行ってしまった。
絞り開放(F1.9) 早咲きの桜。ソメイヨシノ?
色の再現性は、とtも優れているようだ。淡いピンクの色調がとても忠実に再現されている。
背景の距離によってはボケがうるさくなるが、メインのモチーフと背景の」距離を少しとると動きが感じられるがうるさくないボケになるようだ。