文豪達の街の3回目は、トミオカの21mmである。トミオカといえば55mmF1.2が有名だがこのレンズはそれに比べると知名度は低いがかなりレアなレンズである。
このレンズで引き続き本郷界隈の街並みを撮ったものを載せることにする。
本郷三丁目の交差点付近の春日通りに面したところにレトロな建物があったので撮ってみた。
左は「中央会堂」と言う幼稚園で右は会計事務所。このあたりにはこのような歴史を感じる建物が点在する。
絞りF5.6
少し糸巻き型の球面収差が見られるが気になるほどではない。四隅は少し流れるようだ。
絞りF5.6 第1回目でも掲載した旧伊勢屋質店
Som Berthio Cinor とはずいぶん違う描写だ。もちろんこちらのレンズの方がかなり優れているのは誰の目から見ても分かるほどの差だが、Cinorは50年代のレンズであるから20年近くの時が経過しているであろうから当然だし、古いレンズに性能を求めること自体意味がないと思う。
絞りF5.6 旧伊勢屋質店
絞りF5.6 ツタに覆われた古びた建物。
これほどまでにツタに覆われるにはどれくらいの時を要したのであろうか。