今、スチルカメラ用レンズの中でいちばんお気に入りのレンズが、このSteinheil Quinonである。何がいちばんいいかというと、その独自な発色である。少し沈み加減で落ち着いた色調が好きだ。
このレンズの良さについては、前にも書いたので、このへんにしておいて、さっそく本郷界隈を散策して撮った写真を見ていただくことにする。
絞りF5.6
民家の狭い庭から塀を大きく乗り越えて咲く、黄色い花。アップの写真は絞り開放で、引きの写真はF5.6くらいだったと思う。黄色が鮮やか過ぎず、ちょうどいい。柔らかさもちょうどいい。
人それぞれ、ちょうどいいの加減は違うのだろうけれど、私にとってこのレンズの発色と解像力はちょうどいい。
使用カメラ:Canon 5D MarkII