4月に入っても、冬並みに寒い日もあり寒暖の差が激しいかったが、ゴールデンウィーク前になって、ようやく春らしい陽気が続いたので、バッグに入るだけレンズを携えて、久しぶりに江ノ島に向かった。
藤沢駅で江ノ電に乗り換える。この江ノ電は2両編成の路面電車で、一般道や民家の軒先ゆっくり走っていく。慌ただしく時間に追われる日常の疲れを癒してくれる。
ものの10分もすると目的地の江の島に到着した。駅を降り立つと潮の香りが、海風と共に運ばれてきて爽快な気分になる。島に架けられた江の島大橋を渡って歩いて行くと、ヨットハーバーがあったので撮影してみた。
上3枚とも、Kinoptik Erax 32mm F1.9 絞りF5.6
上2枚 Kinoptik Angular 12.5mm F2.5 絞りF5.6
Kinoptik Tegea 5.7mm F1.8 絞りF8 作例は面白くないが、35mmフィルム用のTegeaが、逆光に強かったので、16mm版も同じく逆光に強いか、大胆に太陽を入れて撮影してみた。結果はご覧のとおり、まったくゴーストは発生しなかった。
いちばんシャープで解像力が高いのは、やはりというかTegea、Angurarもそれに近い解像力を示した。Eraxは、望遠なのでやはりシャープさに欠けるのは当然かもしれないが、先の2本とはかなり開きがあるようだ。
オールドレンズを性能で比較することに意味があるとは思えないが、まぁ、人それぞれだと思うので参考のために。
Eraxは、コントラストが低く、色のりも浅い。こういう眩しい太陽の下での撮影には向いていないような気がする。それにしてもTegeaは、16mm版でも高性能な36mm判と同等の性能を持ち合わせている。イメージサークルは小さく、マイクロフォーサーズでもケラレてしまうが、価格差を考えるとお買い得なレンズかもしれない。
Angularは、ケラレるもののシャープさも満足いくレベルで、35mm換算で25mmの広角レンズになるので、とても使いやすい。
因みに、レンズマウントは、AngularがCマウントで、EraxとTegeaは、Arri(アリ)スタンダードマウント。
使用カメラ:Pnasonic Lumix DMC GH1