最近、ダルメイヤーのスーパーシックスの4インチが、eBayで8,460ポンドで落札された。スパーシックスは、手に入れたいレンズだが、とても手を出せる価格ではない。
そこで、同じダルメイヤーのスピードの1インチF1.5というレンズを購入してみた。スーパーシックスと比べるとかなりお安いが、それでも結構高価なレンズである。届いたレンズは結構使用感があるが、経年を考えると致し方ない。でも肝心のレンズは、見たところキズもなさそう良い状態だった。ヘリコイドも軽く粘りもあって、外観を除けば結構良いコンディション。
多分、製造された年代は、1930~40年前後で戦前のレンズだと思う。
取り敢えず、近所で撮影してみた。
絞り開放(F1.5) 近くの花屋で
開放だと、少しフレアっぽいが、あまり古さを感じさせないレンズだ。ボケ具合は今まで体験したことのないようなボケ味独で、玉ボケが多く現れる。
上:絞りF1.5 下:絞りF2 近くの公園にて
一段絞るとシャープになる。ボケのうるささもなくなりいい感じだ。
絞り開放(F1.5)
絞りF5.6
クローバーが白い花を咲かせていた。
このレンズ結構、当たりかも。どけ味が面白い。玉ボケが多くでてそれが交錯して、まるで印象派の絵のような感じになる。
中心部分は結構シャープで、周辺が流れる。グルグルボケも適度にでて面白い。