コメントいただいたfriedrice3421さんのブログ「薬食同源生活」でレンピッカ展の記事を読んで、私も観に行きたくなり、最終日に渋谷のBunkamuraに出かけた。
レンピッカはアールデコを代表する画家であるが、私の中では、イラストレーターという感じがする。
まだ実物は見たことがなかったのだが、実物を観て良かった。friedrice3421さん、観に行くきっかけをつくってくれてありがとうございます。
館内は、もちろん撮影禁止なので、買ってきた画集とチケットを掲載しておきます。
この絵は、「初めて聖体を拝領する少女」 白い修道衣の白の階調は見事。手が実際の肌色より濃く描かれていたのは、 白を強調するためなのか?
幾何学と流線型を基調とアールデコは、それまでのアールヌーボからの発展系であると思うが、より洗練した感じがする。
いかにもアールヌーボというタッチの絵は、1930~33年の3年間で、それより後の「危機の時代」と呼ばれている時代は、世界大恐慌という背景と、さらに彼女自身も鬱病に悩まされていたようで、作品も暗いものが多い。
しかし、その中でも、「水差しを持つ農婦」と「マドンナ」は以前の洗練されたタッチを彷彿させる。この2つの絵はやはりタマラの得意とするタッチであると言えるだろう。
変わらなくてはいけないという強迫観念から、時として行き詰まっていまうことがあるが、タマラもそういう時期だったのだろう。
その後もルネサンス宗教画を思わせるようなタッチになったり、抽象画に走ったりもしたが、結局タマラ自身は、アールヌーボ的なタマラらしい絵をずっと描き続けていたかったのではないかと思う。
レンピッカはアールデコを代表する画家であるが、私の中では、イラストレーターという感じがする。
まだ実物は見たことがなかったのだが、実物を観て良かった。friedrice3421さん、観に行くきっかけをつくってくれてありがとうございます。
館内は、もちろん撮影禁止なので、買ってきた画集とチケットを掲載しておきます。
この絵は、「初めて聖体を拝領する少女」 白い修道衣の白の階調は見事。手が実際の肌色より濃く描かれていたのは、 白を強調するためなのか?
幾何学と流線型を基調とアールデコは、それまでのアールヌーボからの発展系であると思うが、より洗練した感じがする。
いかにもアールヌーボというタッチの絵は、1930~33年の3年間で、それより後の「危機の時代」と呼ばれている時代は、世界大恐慌という背景と、さらに彼女自身も鬱病に悩まされていたようで、作品も暗いものが多い。
しかし、その中でも、「水差しを持つ農婦」と「マドンナ」は以前の洗練されたタッチを彷彿させる。この2つの絵はやはりタマラの得意とするタッチであると言えるだろう。
変わらなくてはいけないという強迫観念から、時として行き詰まっていまうことがあるが、タマラもそういう時期だったのだろう。
その後もルネサンス宗教画を思わせるようなタッチになったり、抽象画に走ったりもしたが、結局タマラ自身は、アールヌーボ的なタマラらしい絵をずっと描き続けていたかったのではないかと思う。