Som Berthiot(サン・ベルティオ)のレンズは、何本か使ったが、25mmのF0.95は、霧がかかったような描写をするレンズだったが、同じ25mmのF1.4は、シャープな写りであった。25mm F0.95には、第3世代と第2世代があるが、どちらもいわゆるドラマの回想シーンのような写り。と言っても第3世代の方は使ったことはないけれど、ネットで作例を見る限りは、同じような写りのようだ。
ということは、第2世代がソフトで第3世代シャープということもなさそうだ。今回紹介する、25mm F1.5は、第2世代のレンズでであるが、果たしてどんな写りをするのだろうか。
上二枚は絞り開放(F1.5)下も開放だったと思うが、もしかしたら少し絞ったかもしれない。
写りは期待どおり?霧がかかったような描写で、まるでドラマの回想シーンのよう。しかし、このレンズのソフトな描写は他のソフトなレンズとは、違った写り方をする。ソフトフォーカスレンズは、レンズの収差を利用してソフトに仕上げているので、輝度の高い被写体の輪郭にハレーションを伴うような写りになるのだが、このレンズの場合は、薄いベールを全体にかけたような感じで、部分的にハレーションの強弱の差があまりない。
このような写りをするレンズは、サン以外にはないと思う。