桜もポツポツ咲き始めてきたので、ヘッダーの写真もいつまでもクリスマスのイルミネーションでは、季節はずれなので桜の写真に差し替えてみました。
先週、新宿御苑に行ったら早咲きの桜が咲いてたので、その時に撮った写真です。
M42マウントのSteinheil Xinon 55mm F1.9 のレンズをEOS 5D MarkII に付けて撮影したもの。下がノートリミングの写真。
絞り開放(F1.9)
このレンズ、今とってもお気に入りで、5D MkII を持ちだすときは必ず携帯しているレンズ。
どこが飛び抜けていいというわけではないのだけれど、何かいいのである。
開放でも解像力がいいが素晴らしいというわけではなく、ボケ味も良いのだが格段に素晴らしいという程でもない。でもなんだか見ていてほっこり(これって関西弁?)する絵を写しだしてくれる。飽きないというかほっとするのである。
一般的な評価で言うと前ボケはかなりいい。 でも、それよりやさしい色の出方とか、後ボケの少しだけうるさいところとか、ほどよいやわらかさとかがいいのだ。
シュタインハイルは、レンズメーカとしては最も古い部類に入る、ドイツの老舗である。1855年に
Dr. Carl August von Steinheil(カール・アウグスト・フォン・シュタインハイル博士)が1855年にミュンヘンで興したメーカーのようだ。
ところで、上の写真のレンズはM42マウントのAuto-D-Quinon というレンズだが、結構レアなレンズのようだ。ライカやエキザクタ用のレンズがほとんどでM42マウントのものは少ないようである。
M42のものはアルミ削り出しのシルバータイプのものと、このAuto-D-Quinon があり、後者の方がずっと相場は高いようだ。このレンズ、名前からして自動絞りの筈だが、入手したものはこの自動絞り機構は壊れていてうまく作動しないが、デジタルカメラで使うので別にたいした問題ではないので気にしていない。
同じ桜の寄りと引きの写真。上の写真の絞りは、開放で下の写真は多分F5.6くらいだったと思う。
上の写真が絞り開放で下の写真が絞りF5.6