Kinoptik Paris Tegea 9.8mm F1.8 (T2.3)
Kern-Paillard Macro Switar 26mm F1.1, 50mm F1.4
“TEGEA”でどこか撮影に行ってみたくなった。そこで雪に埋もれた白川郷を撮ってみようと思い、急遽、撮影旅行に旅立つことにした。冬といってももう2月中旬だったので雪の量も少なくなっていたのだが、それでも太陽光線が遮られた冬のモノトーンな世界は十分に堪能できた。
撮影場所は、城山展望台というところで白川郷の集落が一望できる高台。
Kinoptik Tegea 9.8mm f1.8 Panasonic Lumix DMC-GH1 絞りF5.6
GH1に付けると20mmの広角レンズになるが、20mmともなればかなりのパースがつくのでメインのモチーフにしたい合掌造りの家屋が小さすぎてよく分からない。白く靄がかかって、それなりにいい雰囲気は出ているが。
僕は普段は標準以上で撮ることが多いし、50~100mmくらいのレンズが好きだ。なぜなら、景色の中の一部分を切り取ることができるからだ。その方が独創性を持たせやすいし、同じ景色でも表情が違った写真になるからだ。
Kern-Paillard Macro Switar 26mm F1.1 絞りF5.6
同じ場所から、マクロスイーターの26mmで撮影するとずいぶん違った風景になる。これだと35mm換算で50mmだから標準レンズで撮ったことになるが、これでもまだ合掌造りの家屋が小さい。Tegeaと比べるとコントラストが低いように見えるが、それは手前の木々があまり入っていないのでシャドウ部分が少ないから余計そう見えるのだと思う。
合掌造りの家屋は小さくてよく分からないが、Tegeaで撮った写真の方が迫力が出ている。重くのしかかった雲のディティールもよく出ているし、冬の重くてどんよりした空気を感じさせる。
では、次に同じケルンのマクロ・スイーターの50mm撮ったものだ。とった場所は同じだが、時間が違う。上の2枚はお昼過ぎで、下の写真は夜が明けた後、早朝まだ暗い時間に撮ったに写真。したがってかなり色温度が違っている。